BMW 1シリーズの値崩れ実態【年式別下落率】
結論として、BMW 1シリーズは「M135i系の上位グレード」と「118i/118d/116iのエントリーグレード」で下落カーブが完全に分かれます。上位M135i系は3年残価率は参考値・5年残価率は参考値・10年でも31%と比較的緩やかですが、118iベースは5年で2〜4割帯まで落ち込むのが実態です。
年式別 1シリーズ 中心レンジの推移
| 年式 | 走行距離 | 買取相場(万円) |
|---|---|---|
| 2025年式 | 120d / 120M / M135x 1万km以下 | 250〜450万円 |
1シリーズ全体の総合相場や全グレードの目安はBMW 1シリーズの買取相場(ハブ記事)で詳しく解説しています。
※実勢相場の集計値。装備・色・修復歴で変動します。
BMW 1シリーズが値崩れする3つの要因
1シリーズの中で値崩れが目立つ個体には共通の要因があります。下落トリガーを3つに整理しました。
1. F20型旧型化(2019年フルモデルチェンジ)
2019年末にFRからFFベース(F40型)へ全面刷新したため、それ以前のF20型は中古市場で「旧型FR」として扱いが分かれます。2017年式118iは5万km以下で40〜140万円帯、2015年式118iは30〜80万円帯と、現行F40型比で大きな価格差が出ています。
2. 走行5万km・10万kmの節目段差
118dディーゼル系は走行5万km超でブレーキパッド・DPF再生関連の整備費用が顕在化し、査定額が一段下がります。2021年式118dで走行3万km以下が140〜210万円なのに対し、10万km以下では90〜170万円帯まで落ちる構造です。
3. 116iベースグレードの下落幅
2014年以前の116iは走行5万km以下で20〜50万円帯まで落ちる事例があり、エントリーグレードかつ古い世代の組み合わせは値崩れの代表例になります。一方でM135i / M140iは旧F20型でも5万km以下で180〜310万円帯を維持しており、グレード差が際立つモデルです。
値崩れを回避する売却タイミングの見極め方
1シリーズの値崩れを最小化するには、車検前売却と走行距離の節目を意識した動き方が基本です。判断軸を3つにまとめました。
STEP1:走行5万kmに到達する前に査定回しを開始
1シリーズは走行3万km vs 5万kmで20〜40万円の段差が出ます。手前の段階で複数社査定を取得して、5万km到達前の売却判断を準備するのが定石です。
STEP2:F40型の次期モデル情報前に動く
現行F40型は2019年デビューで、次期モデルが報道される段階で中古相場が5〜10%動く可能性があります。情報を察知したら早めに査定に動くのが鉄則です。
STEP3:M135i系は車検前の高査定タイミングを狙う
M135i / M135xの上位グレードは5年残価率約69%を維持する値持ちの良いモデルです。初回車検前(3年目)の査定タイミングが最大化ポイントになります。年式別の細かい推移はBMW 1シリーズの買取相場ページで確認できます。
1シリーズの中で特に値崩れが激しいグレード・年式
同じ1シリーズでもグレードと年式の組み合わせで下落幅は大きく異なります。値崩れが目立つ個体パターンを整理しました。
- 2012〜2015年式の116i(エントリーガソリン): 走行10万km超で10〜30万円帯まで下落
- 2017〜2018年式の118d/118i(F20最終型): 5万km以下で40〜140万円帯、旧型扱いで下落幅大
- 2009〜2011年式の116i/118i初期型: 走行10万km超で10〜20万円帯まで下落
- 標準色×標準装備×社外パーツ装着: 同条件比で査定減点要素となり、上位グレード比でマイナス影響
逆に、M135i / M140i / M135xなどのM Performance系は旧F20型でも一定の指名買い需要があり、値持ちが比較的強い傾向です。「同じ1シリーズ」でもグレードで天と地ほどの差が出るため、装備明細の整理が値崩れ判定の出発点になります。
BMW 1シリーズの値崩れを抑える具体策
1シリーズの値崩れを最小化するには、装備・整備・売り先の3点を整理することが最短ルートです。今日から取り組める実務的な手順を整理しました。
1. M Sportパッケージ・上級装備の整理
Mスポーツパッケージ、コンフォートパッケージ、harman/kardonサウンド、純正18インチホイール、レザーシートなどのメーカーOPは契約書・仕様書を揃えて査定時に提示します。これらは査定加点要素として評価されやすい装備です。
2. 整備記録簿とBMWディーラー履歴の完備
BMWディーラーでの定期点検履歴は査定で重視されます。とくに2回目以降の車検整備記録、リコール対応履歴がそろっていると、提示額が上振れしやすくなります。
3. 輸入車専門店と国産系の比較
1シリーズは流通量が安定していますが、業者間の評価軸は異なります。最低3社、できれば5社の比較見積もりを取得することで、値崩れ抑制と査定額最大化につながります。